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ふでりん いきいき通信 Vol.28 低栄養に注意の巻

新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したとはいえ、コロナ禍の感染拡大防止対策により、さまざまな影響を受けた皆様に、

自分でも取り組める健康づくりや介護予防に関する情報などを高齢者支援課と健康推進課からお届けします。

いきいきとした生活を送るために、ご活用ください。

第28回 低栄養に注意 の巻

コロナ禍の影響による元気高齢者のフレイル(健康と要介護の中間の虚弱状態のこと)が危惧されています。

今年、熊野町の介護の要因の1位はフレイルでした。

フレイルの要因の1つに、低栄養があります。見た目だけで判断できないため、痩せていないから大丈夫・・と油断しがちです。

低栄養のことを知り、自分でできることに取り組んでみましょう!

低栄養とは、健康的に生きるために必要な量の栄養素が摂れていない状態を指します

栄養とお口のチェックをしてみましょう!
栄養 1日3食きちんと食べていますか はい いいえ
6か月で2~3kg体重が減りましたか はい いいえ

お口の健康

半年前に比べて固いもの(たくあんなど)が食べにくくなりましたか はい いいえ
お茶や汁物でむせることがありますか はい いいえ

 注:黄色の欄に1つでもあてはまると、低栄養のリスクあり!(厚生労働省 高齢者の特性を踏まえた保健事業ガイドライン第2版)

低栄養になりやすい人

  • 好き嫌いが多い(偏食の)人
  • ひとり暮らし、高齢者だけふたり暮らしの人
  • メタボを気にして粗食の人
  • がんや胃腸の術後など、病気治療中の人
  • 持病で食事制限をしている人
  • うつや認知機能の低下がある人   など 
太っていても要注意!

 ・脂質や糖質ばかり食べていると、低栄養状態に・・・

高齢者の低栄養で起こる症状

認知機能低下 傷 つまづき 免疫力低下 骨折 病気
認知機能の低下 傷が治りにくい

転倒や

つまづきやすくなる

免疫力の低下 骨折しやすくなる 病気になりやすくなる

 

これら低栄養の状態が続くと、筋肉量減少、筋力低下(サルコペニア)や、変形性関節症など筋肉や骨、関節の機能低下により立つ、

歩くなどの移動機能が低下(ロコモティブシンドローム)、フレイル(健康と要介護の中間で虚弱状態)などの身体機能低下により、

要介護状態に陥ってしまいます。 

 

サルコペニア

筋力低下

筋肉量減少や筋力が低下し、体の機能が低下した状態

 

ロコモティブシンドローム

ひざ痛

変形性関節症や骨粗鬆症など、筋肉や骨、関節の機能低下により、立つ、歩くなどの移動機能が低下した状態

 

フレイル

虚弱

健康と要介護の中間の虚弱状態のことで、サルコペニア、ロコモティブシンドロームが、フレイルの要因にもなります。

 

要介護

車いす

要介護状態。

適切なサービス利用により、現状維持もしくは悪化防止の取り組みが重要です。

低栄養を防ぐための日常生活でのヒント!

1日3食、主食を食べる

 ・主食、主菜、副菜をバランスよく

たんぱく質をしっかり摂る

 ・毎食手のひら分摂りましょう

定期的に体重チェック

 ・知らないうちに体重が減っていないか確認

毎日お口のお手入れを

 ・美味しく食べるためにはお口の健康を保ちましょう

たまには誰かと食事をする

 ・家族や友人と、食事を楽しむ機会も持ちましょう

市販の食品を上手に活用する 

 ・レトルト食品や缶詰など、常備しておくと便利です

便利なものをしっかり活用!

電子レンジで簡単調理

電子レンジ

じゃがいもや人参などの固い野菜も簡単に柔らかくなります

電子レンジのレシピが必要な人は、健康推進課(820-5637)まで

 

レトルト食品や缶詰等を常備

カレー 牛肉缶詰 焼き鳥缶詰

温めるだけで簡単に食べられます

 

スーパーやコンビニを上手に活用

スーパー コンビニ

すぐに食べられる、1人用の総菜やお弁当が充実しています

 

デリバリーや配食サービス

デリバリー 配食

調理をするのが負担な場合は、デリバリーや配食サービスなど、

民間のサービスも活用しましょう

 

地域のサロン等に参加

サロンで食事

地域で開催されているサロンに参加して、参加者と一緒に楽しく

食事をしましょう

ひとりで食べるよりも食欲がでるかもしれません

 

不足分はおやつで補給

プリン ホットケーキ

食欲がない時は、おやつを摂るなど、小分けに食べましょう

 

その他

健診 年に1回健診を受診し、アルブミン値等で低栄養チェックを

 注:ヘモグロビン値、総コレステロール値、アルブミン値の数値が、低い状態だと、死亡のリスクが高くなります。

                              (東京都健康長寿医療センター研究所による)

体にやさしいレシピ

 大豆とチーズのパンケーキ
レシピの写真

材料】4人分

・ホットケーキミックス 1袋(180g)

 A 卵        1個

 A 牛乳       160ml   

・大豆水煮缶     1缶(120g程度)

プロセスチーズ(1cm角に切る) 50g

・オリーブ油       小さじ1 

・ケチャップ       適量

【作り方】

 

1 ボウルにAを入れて混ぜる

2 1にホットケーキミックス、大豆水煮缶、プロセスチーズを加えて

  混ぜる

3 フライパンにオリーブ油を熱し、2の生地を入れ両面を焼く。

   お好みでケチャップを付けて食べる

エネルギー:283Kcal

  たんぱく質 :13.1g

 塩分   :1.0g

 (1人分あたり)

簡単にたんぱく質補給♪

柔らかいので、小さなお子さんから高齢者の方まで、幅広くお召し上がりいただけます。

朝食やおやつにどうぞ!!

 大豆の甘味とチーズのコクが美味しいパンケーキです。大豆は「畑の肉」と呼ばれるほどたんぱく質が豊富です。

このページに関するお問い合わせ

熊野町健康福祉部 高齢者支援課

TEL/082-820-5605   FAX/082-854-8009

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