東日本大震災支援対策に係る熊野町の取り組みについて
3月11日に発生した東日本大震災に対して、これまで町が取り組んできた状況をお知らせします。
1 東日本大震災支援対策本部
(1)設置
平成23年3月15日
(2)設置目的
支援対策にかかる必要事項の決定および連絡調整
(3)本部構成員
本 部 長 町長
副本部長 副町長
本 部 員 教育長、総務部長、民生部長、建設部長、教育部長、総務部次長、
政策企画課長、熊野町社会福祉協議会事務局長
(事務局 総務部政策企画課)
(4)会議開催状況
3月15日の第1回会議から8月1日まで、10回の会議を開催しました。
(5)解散
当初の目的を達成し8月12日をもって解散しましたが、以降においても必要な支援対策は行います。
2 義援金
(1)義援金箱の設置
・3月15日から 役場庁舎、町立図書館、および公民館3館に設置しました。
・義援金は逐次集計し、熊野町社会福祉協議会を通じ日本赤十字社等へ送金しています。
※皆様のご協力ありがとうございました。
(2)町からの義援金
・義援金3,000,000円を広島県町村会に送金(3月22日)しました。全国町村会を通じ、被災3県(岩手県、宮城県、福島県)に送金されました。
・1,000,000円を雄勝硯生産販売協同組合へ復興支援のために寄附(6月21日)しました。
3 被災者等の受け入れ
(1)受け入れ施設の確保
・震災の影響等による被災者および避難者の受入れ可能施設として、「コーポラス熊野」10室を確保しました。
・県営住宅を参考とし、照明器具、ガスコンロ、カーテンを町において設置しました。
・タオル、石鹸等、生活必要品において希望するものを支給することとしました。
(2)受け入れ
・3月18日、福島県の被災者(1世帯2名)を受け入れました。
4 支援物資
(1)町からの支援物資
・3月16日、町で備蓄していた次の物資を広島県防災拠点施設(三原市)へ搬送しました。広島県から被災地へ送付されました。
・乾燥米飯:200食、 乾パン:2,560食、 缶詰パン:480食
(2)個人からの支援物資の受付、送付
・3月23日~3月30日の間、被災地からの要請に基づき、個人からの支援物資受付をしました。
・本町で受付けた支援物資は、3月28日、4月4日の2回に分け広島県防災拠点施設へ搬送しました。広島県から被災地へ送付されました。
・受付状況は次表のとおりです。 品 目 数量等 梱包箱数 3,673枚 82箱 376枚 32箱 504枚 7箱 230本 35箱 370枚 11箱 1,271足 18箱 829枚 26箱 232品 16箱 合 計 7,485点 227箱
タオル
バスタオル
ミニタオル
飲料水
下着
靴下
肌着
保存食品
5 被災地への職員派遣
(1)一般職員
・宮城県仙台市からの応援要請に応じ、一般職員を派遣しました。
・応急仮設住宅申請受付・審査等の業務に従事するものです。
・5月19日~6月18日 1名
(2)保健師
・広島県へなされた応援要請に基づき、保健師を派遣しました。
・被災者を対象に避難所を中心として健康相談等を行い、住民の心身の健康増進を図る等の業務に従事するものです。
・4月30日~5月6日 宮城県気仙沼市へ1名
・6月27日~7月3日 福島県県郡山市へ1名
・7月19日~7月25日 宮城県気仙沼市へ1名
(3)水道事業、下水道事業
・水道事業において、要請に基づき派遣を決定しましたが、被災地での需要がなくなり、派遣直前で要請が解除されました。
・下水道事業において、派遣の要請がありましたが、被災地での需要がなくなり、要請が解除されました。
6 雄勝町への見舞い・訪問
4月24日、25日に、副町長が熊野筆事業協同組合の職員と共に、本町と関わりの深い宮城県雄勝町(現在:石巻市に合併)を訪問し、雄勝総合支所において関係者(支所長および雄勝硯組合理事長等)にお見舞いをしました。
7 被災地の児童・生徒に筆を送付(5月23日)
(1)宮城県石巻市雄勝町 大小筆210セットを送付しました。
(2)宮城県宮城郡七ヶ浜町 大筆1,500本を送付しました。
8 被災地支援コンサート[7月12日:熊野町文化団体連絡協議会主催(事務局;町)]
被災地の子供たちの音楽活動を支援するため、町民会館で「花巻弁の語りとコンサート」を開催しました。
コンサートは、花巻弁の語り手に花巻市出身の切り絵作家を、そして音楽はこの震災で被災されたフルート演奏家をお迎えして開催したものです。
このコンサートの入場料(大人一人1,000円)の一部と、寄せられた楽器(クラリネット他)20点を寄附しました。