けんこう通信 真夏の食中毒に気をつけましょう(令和4年8月)
広島県全域に食中毒警報が発令されています(令和4年6月21日~)。高温多湿な日が続いており、食中毒が起きやすい気象条件となっています。
食中毒は食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける」ことにより予防できます。家庭でできるポイントに気をつけて、食中毒を予防しましょう。
食中毒予防の6つのポイント
食品の購入
・消費期限などの表示をチェックする。
・肉、魚はそれぞれ分けて包む。
・寄り道しないでまっすぐ帰る。
家庭での保存
・帰ったらすぐに冷蔵庫へ入れる。
・冷蔵庫に入れるのは7割程度にする。
・冷蔵庫は10℃以下を維持する。
・冷凍庫は-15℃以下を維持する。
・肉、魚は汁がもれないように包んで保存する。
下準備
・冷凍食品の解凍は冷蔵庫で行う。
・こまめに手を洗う。
・タオルやふきんは清潔なものに交換する。
・ゴミはこまめに捨てる。
・生肉、魚は生で食べるものから離す。
・野菜もよく洗う。
・包丁などの器具、付近は洗って消毒する。
・井戸水を使っていたら、水質に注意する。
調理
・作業前に手を洗う。
・台所は清潔にする。
・調理を途中で止めたら食品は冷蔵庫へ入れる。
・加熱は十分に行う。
・電子レンジを使う時は均一に加熱されるようにする。
食事
・食事の前に手を洗う。
・盛り付けは清潔な器具、食器を使う。
・長時間室温に放置しない。
残った食品
・時間が経ちすぎたり、ちょっとでも怪しいと思ったら思い切って捨てる。
・作業前に手を洗う。
・手洗い後、清潔な器具、容器で保存する。
・早く冷えるように小分けにする。
・温めなおす時は十分に加熱する。
夏には屋外レジャーの際、バーベキューをする機会も多いと思います。バーベキュー時の食中毒予防のポイントを参考に、安全に楽しみましょう。
バーベキュー時の食中毒のポイント
・食品の保存には、クーラーボックスを使用し日陰に置く。(10℃以下に保つ)
・生や加熱不十分の物は食べない。
・しっかり加熱する。(75℃で1分以上、厚いものは割って焼き色を確認する)
・手を石けんでよく洗い、使い捨てのキッチンペーパーを使用する。
・生ものを扱う調理器具は専用にし、生ものをさわったトングや箸でサラダや焼いた肉をさわらない。
注:もしも、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱などの食中毒を疑う症状があれば、すぐに受診しましょう。