けんこう通信 「幼児期から生活習慣病を予防しよう」 (令和3年2月号)
毎年2月を生活習慣病予防月間と定め、生活習慣病予防に対する意識向上と、これによる健康寿命の延伸を目指しています。この生活習慣病は幼児期の生活習慣が大きく関わってきます。幼児期に身につけた生活習慣の基礎はなかなか変えられないものです。そのため子どもの肥満は成人の肥満にもつながりやすく、メタボリックシンドロームや生活習慣病のリスクが高くなります。また、コンプレックスを抱える原因にもなり、精神面での影響もでてくるため、幼児期から生活習慣病を予防することが重要になってきます。
家族みんなで見直したい生活習慣のポイント
食事制限より、食事のとり方を見直す
幼児が自主的に生活習慣を改めるのは難しいものです。家族も一緒に取り組んで、生活習慣を見直してみましょう。
例) ・ジュースやお菓子などは、必要な分だけ買う
・薄味の和食を中心とした食事内容にする
・よく噛むような食材を使う
日常で身体を動かせる工夫をする
やせるために運動を始めるのは、大人でも難しいものです。しかし子どもは「遊ぶ」ことで簡単に身体活動量を増やすことができます。遊びの延長で身体を動かして活動量を増やしてみましょう。
例)・階段を使うようにする
・お手伝いをする中で、自立を促す
・休日は公園へ出かける
家族そろって楽しく食べる日をつくる
テレビを見ながらの食事や、一人で食べる「孤食」は好きなものばかりを食べたり、食べ過ぎたりしがちになります。家族そろって楽しく食事をしましょう。
例)・食事の時はテレビを消す
・会話の中から抱えているストレスを把握する
・約束の時間を過ぎたら食べない、などのルール作り