けんこう通信「食中毒に気を付けよう!」(令和2年8月号)
令和2年6月9日に広島県全域に食中毒警報が発令されました。高温多湿な日が続くため、食中毒が発生しやすい状況になっています。食中毒は予防方法をきちんと守れば防ぐことができるので、食中毒の症状や予防するためのポイントを知り、家庭での食中毒を予防しましょう。
こんな症状は食中毒かも
他に原因が見当たらず、次のような症状がある時には食中毒を疑いましょう。
食中毒の疑いがある時には、自己判断で内服などせず、早めに医療機関を受診しましょう。
主な食中毒の症状
吐き気、嘔吐、腹痛、発熱、下痢、神経症状(目のかすみ、ものが二重に見える、しびれ、めまいなど)
食中毒を予防する3つの原則「付けない、増やさない、やっつける」
食中毒を予防するために、家庭でもできるポイントを6つ紹介します。
食品の購入
消費期限などの表示をチェックする
購入品はできれば保冷剤や氷などと一緒に袋へ入れる
肉、魚はそれぞれ分けて、他のものと接することのないように注意する
買い物は寄り道せずに帰宅する
家庭での保存
帰ったらすぐ冷蔵庫へ入れる
冷蔵庫の中は7割程度にする
冷蔵庫は10℃以下を維持する
冷凍庫は-15℃以下を維持する
肉、魚は汁がもれないように包んで保存する
冷蔵庫の扉の開閉は極力控える
調理の下準備
冷凍食品の解凍は冷蔵庫で行う
タオルやふきんはこまめに清潔なものに交換する
こまめに手を洗う
肉、魚を切ったら洗って熱湯をかけておく
野菜もよく洗う
包丁などの器具、ふきんは洗って消毒する
調理
作業前に手を洗う
加熱は十分に行う
電子レンジを使うときは均一に加熱されるようにする
調理を途中で止めるときには食品は冷蔵庫で保存する
食事
食事の前に手を洗う
盛り付けは清潔な器具、食器を使う
食事の前には手を洗う
長時間室温に放置しない
残った食事
時間が経ち過ぎたりちょっとでも怪しいと思ったら思い切って捨てる
作業前には手を洗う
清潔な器具、容器で保存する
早く冷えるように小分けにする
温めなおすときは十分に加熱する
楽しく食事がとれるように、予防のポイントを取り入れてみましょう。