けんこう通信 胃腸の健康について考えよう(令和元年12月)
12月11日は「いに12・いい11」(胃にいい)で胃腸のことを考える「胃腸の日」です。
今回は、胃腸の健康について、考えてみましょう。
胃腸の働き
胃腸とは、「胃」「小腸」「大腸」のことです。それぞれの働きを確認してみましょう。
胃
胃は食道と十二指腸の間にあります。胃液にはたんぱく質などを分解する消化酵素が含まれ、食物の消化を行います。
小腸
栄養素の吸収が行なわれます。しかし、アルコールは胃で吸収されます。
大腸
小腸までで消化され、栄養素を吸収された食物は大腸へと送られます。大腸では、水分を吸収します。
胃腸の病気
胃腸の病気には、吐き気や腹痛など様々な症状があります。
自己判断は難しく癌などの病気が潜んでいる場合があるので、症状がある時は、早めに病院を受診しましょう。
今回は、日本人に多い、胃の病気や症状について紹介します。
胃炎
急性胃炎は、暴飲暴食などが原因で起こることがあります。腹痛や吐き気、ひどい時には吐くこともあります。腹部の不快感が続く場合は、慢性胃炎の可能性があります。ストレスや飲酒などが原因だと言われています。
胃・十二指腸潰瘍
胃や十二指腸の粘膜が傷つくと胃潰瘍や十二指腸潰瘍になります。ストレスやアルコールなどが原因と言われていますが、ピロリ菌も関係していると言われています。
胃がん
早い段階では自覚症状がほとんどなく、進行しても症状がない場合があります。胃がんはピロリ菌や喫煙が原因であると言われています。
病気の予防方法
病気の予防には、禁煙、節度ある飲酒、バランスのよい食事、運動、適正な体形、ピロリ菌などの感染予防です。
また、がんは、早期発見・早期治療が重要です。
熊野町では医療機関で受診できる胃がん検診として、胃内視鏡検査を実施しています。
受診間隔は2年に1回のため、昨年度、バリウム検査や胃内視鏡検査などの胃がん検診を受診した人は今年度受診できませんが、まだ、受診したことがない人は是非活用してください。
胃がん検診(胃内視鏡検査)
●口または鼻から内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸を直接観察します。
対象者
熊野町の住民で50歳以上の人
ただし、今年度すでに胃がん検診(バリウム検査または胃内視鏡検査)を受診した人や昨年度胃がん検診(バリウム検査または胃内視鏡検査)を受診した人は、今年度新たに申込むことはできません。
検診料金
4,000円(ただし、熊野町民税非課税世帯の人は2,000円)
受診するためには、受診券が必要です。「健診のしおり」にある申込書で申し込んでください。
「健診のしおり」は、熊野町役場子育て・健康推進課、中央ふれあい館、町民会館、西部地域健康センター、東部地域健康センター、くまの・みらい交流館、東公民館、くまの・こども夢プラザです。
また、町民税非課税世帯の人は、子育て・健康推進課で手続きが必要です。
子育て・健康推進課までお越しください。