新しい市町村の枠組み


広島県市町村合併推進要綱(合併パターン)の紹介

平成12年11月に「広島県市町村合併推進要綱」が公表されました。この要綱では、県内の86市町村を17に再編する基本的な組み合わせと12のその他の組み合わせが示されました。
熊野町は、基本的な組み合わせとして「広島市・府中町・海田町・熊野町・坂町」の1市4町、その他の組み合わせとして「海田町・熊野町・坂町」の3町、また、基本的な組み合わせに「湯来町」を加えた1市5町の組み合わせが示されました。
基本的な組み合わせ
広島市・海田町・坂町・熊野町の組み合わせ図
その他@の組み合わせ 広島市・府中町・海田町・熊野町・坂町・湯来町
その他Aの組み合わせ 海田町・坂町・熊野町
基本的な組み合わせ
構成市町 面 積 人 口
広島市・府中町・海田町・
熊野町・坂町
815.16k・ 1,244,622人
その他の組み合わせ
1 広島市・府中町・海田町・ 熊野町・坂町・湯来町 978.03k・ 1,252,517人
2 海田町・ 熊野町・坂町 62.96k・ 67,710人
〈参考〉熊野町の面積及び人口
熊野町 33.51k・ 25,392人

 


合併パターンはどうやって決めたの?

県では、県内の市町村の歴史・文化的な特性、日常生活圏や経済圏の広がりなど多くの点から分析を行い、その社会的な類似性や相互関係の強さなどを評価して、この合併パターンを決めました。
 広域的なつながりについて、熊野町に関しては次のような特徴が見られます。
日常生活圏(通勤、通学、買物、医療)
※平成12年国勢調査の結果はまだ集計されていませんので、平成7年国勢調査の数値を使用しています。
通勤・通学
日常生活圏の結びつきでは、まず通勤・通学の状況を見ると平成7年国勢調査で15歳以上の通勤・通学者総数は、12,006人で、通勤・通学先は、町内が43.2%と最も多く、他の市町へ通勤・通学している人は、広島市が27.3%、次いで呉市が9.6%となっており、海田町や坂町に対しては合わせて7.5%となっています。
 次に、昼間人口の比率ですが、これは、本来住んでいる人口(常住人口)に対して、日中も通勤などで、他の市町に行かず、残っている人口の割合です。本町では、常住人口100人あたりの昼間人口が73.1人となっており、昭和60年の国勢調査から3回連続で、県内で1番昼間人口の流出割合が多い町となり、ベッドタウン化が進んでいることを示しています。
バス停でバスを待つ通勤通学者の図
買 物
買回品(衣料品、家具、電気器具、玩具、書籍等)については、町内が40%強と最も多く、次いで広島市約24%、呉市、坂町となっています。また、最寄品(日用品、食料品等)については、ほとんどが町内で消費されています
買い物に行く若い夫婦と赤ちゃん
医 療
通院、入院ともに最も多いのが広島市(通院:21.4%、入院:40.8%)ですが、通院では呉市が10.2%、府中町が3.7%となっているのに対し、入院では坂町が19.9%、呉市が16.5%の順となっています。
注射をする子供
その他
熊野町では、住民の日常生活に関わりの深い消防、ごみ処理、し尿処理などについて近隣の市町と共同で取り組んでいます。また、多くの市町に関連する広域幹線道路の建設についても、協議会等を設置して互いに協力し、国や県に要望活動を行っています。

主な広域連携

広域組織名 主な事務事業 構成自治体
安芸地区衛生施設管理組合 関係市町の区域のし尿・ごみ等の処理及び施設に関する事等 広島市・府中町・海田町・熊野町・坂町
海田地区消防組合 関係市町の区域の消防に関する事務等 広島市・海田町・熊野町・坂町
安芸郡町村税等滞納整理組合 町税及び保健税等の滞納処分の実施等 府中町・海田町・熊野町・坂町・江田島町・音戸町・倉橋町・下蒲刈町・蒲刈町

 

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