○熊野町くまどく事業実施要領

令和7年3月13日

教育委員会告示第2号

熊野町くまどく事業実施要領(平成25年熊野町教育委員会告示第1号)の全部を次のように改正する。

(目的)

第1条 熊野町くまどく事業は、子どもが本と出会い、読書の楽しさに触れながら、ことばの力や感性等を身につけ、豊かに生きていくために、すべての子どもが、あらゆる機会とあらゆる場所において、自主的に読書活動を行うことができるよう、子どもの読書環境の充実を図ることを目的とする。

(定義)

第2条 この要領において、次の各号に掲げる用語の定義は、当該各号の定めるところによる。

(1) 学校等 町立小学校及び中学校並びに保育所及び町内に事業所を有する幼稚園・認定こども園をいう。

(2) 児童生徒等 熊野町に住所を有する中学生以下の者をいう。

(3) くまどくチャレンジ 児童生徒等の読書習慣の定着を図るために、発達段階に応じた目標設定をし、読書意欲の向上のためのツールを定め学校等で実施する事業をいう。

(実施主体)

第3条 事業の実施主体は、熊野町教育委員会とする。

(事業内容)

第4条 熊野町教育委員会及び学校等は、第1条に規定する目的を達成するため、次に掲げる事項を実施する。

(1) くまどくチャレンジ月間の設定

(2) くまどくフォーラムの実施

(3) くまどくチャレンジの実施、くまどくカレンダーの作成

(4) 図書館・学校図書室運営の充実

(5) 家庭・地域・学校の読書推進関係機関との連携

(くまどくチャレンジ月間)

第5条 家庭・地域・学校において読書推進事業を強化することを目的として、くまのどくチャレンジ月間を毎年、6月、10月、2月に設定する。

(くまどくフォーラムの実施)

第6条 読書の「楽しさ」「大切さ」を伝える取り組みとして、毎年11月頃にくまどくフォーラムを開催する。

(くまどくチャレンジの実施、くまどくカレンダーの作成)

第7条 読書習慣の形成のため、発達段階に応じたツールの作成と活用、及び啓発用にくまどくカレンダーを作成する。

(1) くまどくチャレンジとして、表中の内容を実施する。

対象学年

目標

くまどくツール

くまどくツール指標

集計方法

幼保

たのしく読もう!

園単位で取り組む登山シート

くまどくチャレンジ月間に家で読んだら、登山シートにシールを貼って山頂まで到達したら達成

各シートの達成率の平均

小学生

たくさん読もう!

1―2年カード式等

3―6年デジタルノート

1月に20日読む(1―2年生はくまどくチャレンジ月間に実施。3―6年生は年間を通して行う。)

(小目標)○学校で読む20日

○家でも読む5日(休日に限らない)

学校・家各集計

達成者/児童数

中学生

深く読もう!

デジタルノート

1月に1冊読み切る

達成者/生徒数

(2) 熊野町教育委員会は、1年度初めにくまどくツールを児童生徒等に対して配布する。

(3) 児童生徒等は5月から翌年2月までの間、所定の方法で記録をする。

(4) 学校等は、前号に規定する事項を確認するため、児童生徒等に対し定期的に活用の周知を促すものとする。

(5) 児童生徒等はくまどくツールを学校等へ提出するものとする。

(6) 学校等は学期毎に表中の集計方法により集計を行い、教育委員会へ報告するものとする。

(7) 1年度初めに、啓発用カレンダーを関係機関に配布する。

(図書館・学校図書室運営の充実)

第8条 くまどくチャレンジ月間に学校図書室や図書館において読書推進事業を実施し、学期ごとに学校図書主任会議と教育委員会へ報告するものとする。

第9条 この要領に定めるもののほか、必要な事項は教育長が別に定める。

(施行期日)

この要領は、令和7年4月1日から施行する。

熊野町くまどく事業実施要領

令和7年3月13日 教育委員会告示第2号

(令和7年4月1日施行)