【教育長のページ】熊野第一小学校訪問~chance challenge changeを目指して~
熊野第一小学校を訪問しました。まずは今年採用された2名の先生と町外から来られた2名の先生の授業を参観。町外から来られた先生の5年社会科の授業参観。低地の土地利用について学習課題を子供たちにもたせる授業です。岐阜県海津町の様子を動画で見ながら子供たちはいろいろな気付きを発表していました。先生と子供たちの良好な関係が見て取れます。次に町外から来られた先生の4年の国語科の授業では、話を聞いてメモを取るという学習です。先生のメリハリのある明確な指示が印象的で子供たちが見通しをもって学習していました。
初任の先生の4年国語科では、同じメモを取ることについての授業。とにかく元気で明るく良い表情で授業をされています。授業最後には先生が大学の時に通学していた道程を話すことをメモにするということをゴールに設定しより良いメモの取り方について学習していました。最後は初任の先生の3年算数科の授業です。時刻や時間を求める学習です。授業最後のまとめをしていましたが、子供たちのやり取りに落ち着きが感じられ良好な関係が作られていることがよく分かりました。
その後今年度から着任された梶校長先生と面談。学校の様子や学校経営等について話をしました。学校教育目標は「夢に向かって自ら学び自ら伸びる」。キーワードはchance challenge change。3つのキーワードの中でも重点を置くのはchallengeということです。自ら学ぶ=チャレンジするとして子供たちも教職員も前向きに挑戦していく力を付けていくということ。授業、行事等の中で子供たちの新たなチャレンジをどれだけ見ることができるか楽しみです。梶校長先生は着任して1か月。このひと月の感想を聞いてみました。先日も教育長のページで幼保小中高連携教育推進協議会の紹介の時にも載せましたが、1年生のスタートカリキュラムであるスマイルタイムにおいて民生委員等地域の方々のサポートや読書ボランティアの活動などに感謝しているということ。スマイルタイムでは地域の方々の子供たちへの優しい声かけが素晴らしいということです。また毎朝3つの門を順に立って子供たちを迎えている時の子供たちや家庭の方々の様子に感動しているとのこと。兄弟で登校してくる時の仲の良さ。「じゃあ頑張ってねー」と手を振ってそれぞれの靴箱に向かう姿。学校へ送って来られたおばあちゃんが、子供が校舎に入るまで門で見送る姿。家庭での深い愛情を感じるということでした。そうした愛情を学校でもさらに深め、いろいろなことにチャレンジする子供たちになってほしいとのこと。熊野第一小学校での教育活動で子供たちのさらに輝く姿が期待できそうです。
熊野町教育委員会 教育長 平岡 弘資