けんこう通信6月 アウトドアでの食中毒に注意しましょう！
6月に入り、段々と気温も湿度も高くなる季節となりました。
これからの時期はキャンプやBBQなど外で調理や飲食をする機会が増える一方で、細菌による食中毒が発生しやすい季節です。
安全に食事を楽しむためには、食中毒を起こす菌を食べ物にくっつけない・増やさない・やっつけることが重要です。
アウトドアでの食中毒予防のポイントをおさえて、これからの季節を楽しく過ごしましょう。
アウトドアでの食中毒予防のポイント
食品を運ぶとき
（1）肉や魚はそれぞれ袋に入れ、汁が他の食品につかないようにする
新鮮な食品でも食中毒菌がついていることがあります。汁が漏れないようにしましょう。
（2）クーラーボックス、保冷剤を使用し十分に冷やす
下準備、調理するとき
（1）しっかり手を洗う
水道がないときは、ウェットティッシュなどできれいに拭きましょう。
（2）手に怪我をしているときは使い捨て手袋を着ける
（3）加熱する食品と、加熱しない食品で包丁やまな板を分ける
分けるのが難しい場合は、加熱しない食品を先に切りましょう。
（4）飲料水や調理に使う水は、水道水や飲用が認められている水を使う（川や沢の水は使わない）
（5）生肉は中心に火が通るまで十分に加熱する
注：目安は中心部分の温度が75℃で1分間以上
注：焦がしすぎは注意
（6）生肉や生の魚介類に使用した調理器具は他の食材に使わない
食べるとき
（1）手はきれいに洗い、清潔なお皿や箸を使う
（2）生肉をつかんだ箸と食べる箸は分ける
（3）残った食べ物はもったいなくても捨てる
食中毒かなと思ったら
おう吐や下痢の症状は、原因物質を排除しようという体の防御反応です。医師の診断を受けずに、市販の下痢止めなどの薬をむやみに服用しないようにし、早めに医師の診断を受けましょう。