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地域再生計画について

地域再生制度

 地域経済の活性化や地域における雇用機会の創出といった地域の活力の再生を総合的かつ効果的に推進するため、地方公共団体が作成して内閣総理大臣の認定を受けた「地域再生計画」に基づく取組に対し、国が支援する制度です。
 潤いのある豊かな生活環境を創造し、住民が誇りや愛着を持てる住みよい地域社会を実現するには、地理的・自然的な特性、文化的所産及び多様な人材の創造力を最大限に活用して事業活動の活性化を図るなど、地域が創意工夫して、自主的・自立的にまちの持続的発展を図る必要があります。
 町では、内閣総理大臣から「地域再生計画」の認定を受け、国の財政的な支援措置を活用して地域再生の取組を推進します。

 

  ・地域再生計画   「熊野町まち・ひと・しごと創生推進交付金計画」
  ・地域再生制度の概要【内閣府ホームページ】(外部リンク)

国の財政的な支援措置

 (交付金名称)  新しい地方経済・生活環境創生交付金(第2世代交付金)
 (補 助 率)  対象経費の2分の1

地域再生計画による予定事業 (令和7年度~令和9年度)

(背景)

 わが国は少子高齢化で急速に人口減少が進み、産業構造も大きく変化するなど、社会経済情勢は急激な変動を続けていますが、本町も同様の状況にあり、令和12年の推定人口は昭和50年(1975年)並みの21,000人程度となってその後も減少が続くものと見込まれ、主要産業の筆産業は後継者問題や原材料不足といった構造的な課題に直面しています。
 このため、筆産業や筆文化といった固有の文化資源を活かし、
移住する場所、住み続ける場所として人々をまちに惹き付ける個性豊かで魅力的なまちづくりを推進する取組の充実強化が必要です。

(事業名)

 「都市公園における地域特性を活かした文化観光推進プロジェクト」

(事業の概要)

 文化観光拠点の要所となる新施設(筆の里工房に隣接、2026年度開館予定)において、まちの地域特性である「手しごと造形文化」の普及を切り口としたクリエイティブな体験プログラムを実装・展開するための人的・物的な施設運営体制を整え、住民や観光客がまちの魅力や活力の源泉を認知・探求し、体感し、体験できる「魅力探求型」の観光基盤を構築します。

 細事業(1): 文化観光拠点体制強化事業

●新施設における廉価・無料の創作体験、創作活動、和文化体験・活動、その他芸術活動等の体験プログラムの・実装・展開・拡充を担うサービス提供要員を確保します。
●観光産業の創出を視野に入れた「稼ぎ」に結び付く質の高い創作活動を支援する仕組みを採り入れるとともに、文化観光拠点の高機能化の一環として、起業促進研修等のほか、関連機関との連携の在り方や参考事例等についての調査研究を外部専門家の支援を受けて実施します。

 【事業実施主体】一般財団法人筆の里振興事業団(町補助事業)

 細事業(2): 文化観光拠点機能強化事業

●体験プログラムの展開や創作活動支援を効果的に行うとともに、観光客等の利便性・快適性・満足度の向上を図るため、文化観光拠点として必要な家具や活動資機材等の初度備品類等の整備を行います。
●日本の伝統文化を象徴する「道」(書道、茶道、華道、香道等)を始めとする体験プログラムを、インバウンド対応をも踏まえて効果的に展開するため、新設公園施設の敷地内に既存茶室の移設及び露地の整備並びに石造彫刻の移設配置を行い、「和文化」を体感できる空間を整備します。

 【事業実施主体】熊野町

 細事業(3): クリエイティブ人材発掘・ネットワーク化事業

●文化観光拠点での体験プログラム造成への参画や地域での文化芸術活動を通じたまちづくりに取組むクリエイティブ人材の会員制ネットワークであるKCPについて、主体的活動の始動、充実・拡大を支援するとともに、人材登録・Web公開システムを構築して運営体制を強化します。
●文化観光拠点の活性化や文化資源活用の方策等を研究・推進するとともに、観光地域づくり法人(DMO)の形成等を視野に置いた産学金民公からなる組織づくりを外部専門家の支援を受けて実施します。

 【事業実施主体】一般財団法人筆の里振興事業団(町補助事業)

 細事業(4): シティプロモーション推進事業

●「確かな地域ブランドづくり」を推進するため、シティプロモーション推進計画を策定し、文化観光拠点をはじめとする文化資源や観光資源等の組織的・総合的な魅力発信を強化します。
●クリエイティブ人材の交流及び移住定住の促進や起業の触発に向けて、文化的所産や筆製造所等が集積する中心市街地の空き家等をアーティストの移住地や観光系の起業の場として活用するための検討を、外部専門家の支援を受けて実施します。

 【事業実施主体】熊野町

●シティプロモーション推進に取組む人材を確保するとともに、“ターゲットに届く”戦略的な情報発信をし、地域イメージ総体の形成を図るとともに、国内外の観光客の誘客力を高めます。
●筆の製造やまちの歴史・文化などの奥深い魅力の国内外への認知・拡散や、それによるクリエイティブ人材の移住定住をもたらす人材を得るため、芸術学部等学生の招聘事業を構築・実施します。

 【事業実施主体】一般財団法人筆の里振興事業団(町補助事業)

新しい地方経済・生活環境創生交付金(第2世代交付金)による事業

令和7年度事業

 〔実施計画

 令和7年度事業に対し、令和7年4月1日付けで、次のとおり交付決定を受けています。

  (交付金対象経費)  46,179千円
  ( 交付決定金額  )  23,089千円

   ・事業概要資料

 

このページに関するお問い合わせ

熊野町総務部 産業観光課

TEL/082-820-5602   FAX/082-854-8009

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