熊野町特定健康診査等実施計画【第三期】
1 特定健康診査・特定保健指導の導入の趣旨
『高齢者の医療の確保に関する法律』(以下「法」という。)の施行により、各医療保険者には、40~74歳の被保険者を対象とする特定健康診査および特定保健指導を実施することが義務つけられました。
本町国民健康保険において、事業の円滑な推進を図るため、法に基づき、糖尿病等の生活習慣病の予防に重点を置いた特定健康診査実施計画を策定しました。
2 計画の期間
この計画は、第二期の計画を引き続くものであり、計画期間は従来の一期あたり5年間から、6年間に延長し、令和2年度から令和7年度までとします。
3 特定健康診査の対象者
40歳から74歳までのすべての保険加入者で対象者には、毎年受診勧奨を行います。さらに継続的な健診の実施により、病気の早期発見、早期治療を目的としています。
4 達成しようとする目標
(目標値の設定)
特定健康診査等基本指針に掲げる参酌基準をもとに、熊野町国民健康保険における目標値を、第三期の目標として令和7年度までに特定健康診査実施率を45%、特定保健指導実施率を60%とし、また、内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の該当者および予備群の減少率(令和元年度対比)を25%とします。
令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | |
特定健診受診率 | 35% | 38% | 42% | 48% | 53% | 60% |
特定保健指導の実施率 | 25% | 30% | 34% | 38% | 42% | 45% |
メタボリックシンドロームの該当・予備群の減少率 |
25%減少 注:令和元年度対比 |
(特定健康診査・特定保健指導の対象者数)
令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | |
特定健診対象者数 | 3,843 | 3,780 | 3,686 | 3,491 | 3,305 | 2,937 |
特定保健指導対象者数 | 150 | 147 | 144 | 136 | 129 | 115 |
5 特定健康診査の実施方法
(1)実施場所
集団健診 | 熊野町民会館など地域ごと設定した実施会場(公の施設) |
個別健診 | 広島県医師会と広島県国民健康保険団体連合会を代表として集団契約した医療機関等 |
(2)実施項目
基本的な健診項目 | 問診 |
身体計測(身長、体重、BMI、腹囲) | |
理学的所見(身体診察) | |
血圧測定、血液化学検査(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール、総コレステロール) | |
肝機能検査(AST(GOT)、ALT(GPT)、y-GTP) | |
血糖検査(空腹時血糖またはHbAlc)注:集団健診では両検査実施 | |
尿検査(尿糖、尿蛋白) | |
クレアチニン、尿酸 | |
貧血検査(赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値) |
詳細な健診の項目 |
【心電図検査】 昨年の健診結果等において、(1)血圧、(2)脂質、(3)血糖、(4)肥満の全ての項目について、特定保健指導の基準に該当した者 |
【眼底検査】 昨年の健診結果等において、(1)血圧、(2)脂質、(3)血糖、(4)肥満の全ての項目について、特定保健指導の基準に該当した者 |
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【貧血検査】令和2年度から基本的な健診項目に組み込む(県内全市町で実施) |
(3)実施期間
区分 | 実施時期 | 実施回数 |
集団健診 |
8月~9月(おおむね17日間) 1月中旬(おおむね2日間) |
年1回 |
個別健診 | 5月~翌年1月末 |
6 特定保健指導の実施方法
(1)実施場所
熊野町民会館など地域ごとに設定した実施会場(公の施設)
(2)実施期間
特定健康診査結果に基づき、特定健康診査が終了した翌々月から実施します。
積極的支援 | 標準:1コース/年(随時実施) | |
動機付け支援 | 標準:2コース/年(随時実施) |
(3)周知、案内方法
該当者に対しては、特定保健指導利用券を同封し、郵送による勧奨を実施します。