このページの本文へ移動

ゆるぎ岩/ゆるぎ観音/磨崖仏(まがいぶつ) Yurugi Kannon

ゆるぎ岩(ゆるぎいわ)/ゆるぎ観音(ゆるぎかんのん)/磨崖仏(まがいぶつ)

 

「ゆるぎ岩」
 ゆるぎ岩は、この地域一帯を指す「ゆるぎ観音」の語源ともなっている岩です。長さ5尺(約150cm)、
高さ7尺(約210cm)の大岩で、微妙なバランスで重なっている岩です。
 その岩は善人がゆすると動くと伝えられています。さて、あなたには動かせるでしょうか。

 

「ゆるぎ観音」
 ゆるぎ岩から10mほど上ったところにある「杉松山観音堂」を、地元では通称「ゆるぎ観音」と呼び
親しんでいます。いつ頃から信仰されていたかは不明ですが、正徳5年(1715)の「安芸郡神社仏閣古城控」
にも記されているので、今から300年以上前から信仰されていたことが分かります。
 言い伝えによると、『その昔、水木嘉右衛門(みずきかえもん)という人物が、長い間眼病で
苦しんでいましたが、慶応元年(1865)、以前から信仰を集めていたゆるぎ観音の傍に湧き出る霊泉で、
3日3晩、目を洗いながら必死で祈願したところ、全快した。』といわれています。
 その噂が広まり、村人の信仰を集めて慶応2年4月に、観音堂が建てられました。
これより前にも、ゆるぎ岩から10mほど上った所にある石の上に御本尊が安置されていましたが、
昭和28年の台風により流出してしまいました。
 ちなみに、現在の観音堂は昭和36年(1961)に再建されたものです。
 建立当時は3月3日が例祭日でしたが、現在では毎月18日の午前11~12時半まで「観音祭」が
開かれています。

 

「磨崖仏」
 傷の癒えた水木嘉右衛門の発願で、四国の33観音にならい、明治初期(1868)から年に一体ずつを
目標に刻まれ、番外の3体を加え現在の36体となったのは大正3年でした。

ゆるぎ観音
 

Yurugi Kannon
The area around the Yurugi Kannon contains 36 Buddha figures carved into the rock face.
These figures were carved at the rate of 1 each year beginning from the start of the Meiji period
and all 36 were completed in 1914.
They represent the prayers of Kaemon based on faith in Kannon, goddess of mercy,
of the "Saigoku Kannon Pilgrimage" after his recovery from an eye ailment.
 

ゆるぎ岩/ゆるぎ観音/磨崖仏(まがいぶつ)  Yurugi Kannonの地図

ゆるぎ岩/ゆるぎ観音/磨崖仏(まがいぶつ)  Yurugi Kannon

このページに関するお問い合わせ

熊野町総務部 産業観光課

TEL/082-820-5602   FAX/082-854-8009

お問い合わせフォーム