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町長日記:芸術系大学生の筆の里体験事業・夜間避難訓練の実施

  芸術系大学生の筆の里体験事業

  27年8月10日~12日 全国から、9大学・39人の大学生、院生に参加いただき、熊野町で2泊3日を過ごす「筆づくりの里体験事業」を実施しました。
 今年で3回目を迎えたこの事業は、大学で書道、日本画、絵画などの美術、芸術を学ぶ学生たちに「筆の都・熊野町」に来ていただき、筆づくり体験、筆事業所の見学等を通じて、作り手と使い手が直に交流し、互いの理解を深めることを目的としています。2年に1度開催していますが、毎回好評で、今年は前回を上回る参加がありました。

体験事業の様子1 体験事業の様子2 体験事業の様子3


 また、これまでは2泊とも筆づくりに携わっておられるご家庭に宿泊していましたが、今回は、熊野高校のご協力をいただき、2日目に熊野高校書道部の皆さんと創作活動を通じて交流を図った後に、2泊目は、高校のセミナーハウスでの宿泊をさせていただきました。

セミナーハウスでの様子1 セミナーハウスでの様子2
創作活動の様子


 参加された皆さんには大好評で、今後も継続していきたいと考えています。
 参加いただいた学生・院生達、講義指導していただいた大学教授の皆様、ご協力いただいた伝統工芸士、筆事業所の皆様、熊野高校並びに関係団体の皆様方には、心よりお礼申し上げます。

※参加いただいた大学
 筑波大学、四国大学、学習院大学、九州造形短期大学、安田女子大学、多摩美術大学、東京学芸大学、大東文化大学、比治山大学
※協力いただいた大学教授
大東文化大学・河野 隆先生、多摩美術大学・中野 嘉之先生
学習院大学・島尾 新先生、東京学芸大学・石井 健先生

 

 夜間避難訓練の実施

 27年8月18日 川角自治会防災会と熊野町が合同で川角地区の大原ハイツ、グリーンタウン(約200世帯)を対象に夜間避難訓練を実施しました。
 訓練は、「豪雨により土砂災害の危険性が高まったことから避難準備情報を出し、その後、降雨量が基準値を超えたため避難勧告を発令した」という想定のもと、徒歩または車で避難所の熊野第四小学校体育館やグリーンタウン内の公園に避難するというものです。午後7時20分から訓練を開始し、午後8時40分頃終了しました。夜間の避難訓練は初めての試みでしたが、平日の夜にもかかわらず、ご高齢の方や子どもたちも含め、多くの住民の方に参加していただきました。

 避難訓練の様子1 避難訓練の様子2
グリーンタウン内の公園での避難訓練の様子

 

 夜間の避難訓練は危険を伴いますので実施するには慎重でなければなりません。しかし、昨年の広島市の大規模土砂災害もそうですが、集中豪雨は夜間に発生することも多く、住民の方に夜間の避難の大変さを体験していただくためにも、今後も必要に応じて実施していきたいと考えています。

ご協力いただいたみなさん1 ご協力いただいたみなさん2 ご協力いただいたみなさん3
ご協力いただいたみなさんありがとうございました。

 

 企画から準備、片付けまで熱心に取り組んでいただいた川角自治会防災会、ご協力いただいた海田警察署、安芸消防署、隊友会、民生委員、第四小学校、並びにご参観いただいた陸上自衛隊13旅団(副旅団長)、広島県危機管理監の皆様に心から感謝申し上げます。

 

 

熊野町長 三 村 裕 史