食育インタビュー (熊野町立熊野東中学校)
テーマ : 食育出前講座「お弁当を考えよう!」
♪平成24年度から,2年生全員を対象に,1クラスごとの授業形式で,保健師と栄養士がペアで「食育出前講座」に伺っています。
家庭科の授業を当てていただき,普段食べている昼食のお弁当について,一緒に考えました。自己紹介を兼ねて,保健師と
栄養士の「お仕事紹介」もさせていただきました。普段あまり接することが少ない職種でもあり,関心をもって聞いていた
だけたようです。
♪自分に合った食事量やバランスを,色々な大きさのお弁当箱で考えていきました。事前に自分のお弁当箱の容量をチェックして
きてもらい,自分の必要量と比較しました。必要量より小さいお弁当箱を使っている生徒さんが数名いらっしゃり、今使っているお 弁当箱に,不足分を補う小さい容器をプラスすることを提案しました。
♪数名の生徒さんに料理カードを,主食・主菜・副菜に分けていただきましたが,ほとんど間違えることなく分けることができて
いて,これまでの授業の内容がしっかり身についていることがよくわかりました。
♪出前講座の仕上げとして,平成24年度はグループで1つ,平成25年度は1人ずつ,理想のお弁当を描いてもらいました。自分の
好きな料理だけでなく,栄養バランスや彩りを考えて,スペシャル弁当が出来上がりました!
♪「弁当を残すことがあるけど,大切だと言うことがわかった。」「栄養のことについて,改めて考えることができた。」「生活
習慣病について,知ることができた。」などの感想をいただき,生徒さんたちの健康づくりのお手伝いができたのではないか
と思います。また,来年も食育出前講座で,熊野東中学校の生徒さんたちにお会いできることを楽しみにしています。
♪「食育出前講座」のほかに,1年に1回、3年生の冬の恒例行事として「八寸作り」を長年続けていらっしゃるそうです。平成15年
に当時の校長先生が「東中を育てる会」のメンバーに依頼されたことをきっかけに,生徒さんと民生委員・熊野東中学校教養部
(PTA)地域の方々とが一緒に伝統の味を作っているとのことです。地域のみなさんの協力で,熊野東中学校の食育活動が続けら
れていて,とても素敵なことだと感じました。