(目的)

第1条　この制度は、不況及び円高により大きな影響を受けている伝統的毛筆産業者及び地域産業者並びに円高の進行等内外の経済的事情で著しく影響を受けた中小企業者(中小企業信用保険法(昭和25年法律第264号)第2条に規定する中小企業者をいう。以下同じ。)に資金を供給し、経営の安定と維持発展に資することを目的とする。

(融資資金)

第2条　熊野町(以下「町」という。)は、この制度の運営資金として予算の範囲内の額を町が指定する金融機関へ預託する。

(融資の対象)

第3条　この制度による融資は、町内に事業所を有する中小企業者で次に掲げる要件をすべて備えた者を対象に実施する。

(融資の条件)

第4条　資金の使途は、運転資金又は設備資金とする。

(融資利率)

第5条　融資利率は、次のとおりとする。

(融資の手続)

第6条　融資を受けようとする者は、所定の申込書を熊野町商工会又は熊野筆事業協同組合へ提出する。

(融資の担保及び保証人)

第7条　担保及び保証人等は、預託金融機関又は協会所定の方法による。

(融資の決定及び責務)

第8条　融資の決定は、預託金融機関が行い、責務はすべて預託金融機関が負うものとする。

(返済の方法)

第9条　返済の方法は、元金均等の月賦支払とする。

(報告)

第10条　預託金融機関は、四半期ごとにこの制度の融資状況を翌月10日までに報告すると共に毎月の報告を町、熊野町商工会及び熊野筆事業協同組合にする。

(その他)

第11条　この要綱に定めるもののほか、必要事項は、町、熊野町商工会、熊野筆事業協同組合、預託金融機関及び協会と協議し決定する。