○熊野町土地開発基金管理運用規程

昭和46年6月5日

規程第3号

目次

第1章 総則(第1条―第5条)

第2章 取得(第6条―第10条)

第3章 管理(第11条・第12条)

第4章 処分(第13条―第18条)

第5章 雑則(第19条)

附則

第1章 総則

(趣旨)

第1条 この規程は、熊野町土地開発基金条例(昭和45年熊野町条例第18号)第7条の規定により、別に定めがある場合を除くほか、土地開発基金(以下「基金」という。)の施行に関し、必要な事項を定める。

(用語の定義)

第2条 この規程において、次に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1) 課 熊野町事務組織規則(平成20年熊野町規則第10号)に定める課をいう。

(2) 基金財産 基金の運用により取得した財産をいう。

(3) 引渡し 基金財産から公有財産と移し換えることをいう。

(基金の所管)

第3条 基金に関する事務は、総務部財務課において所掌する。

(運用の範囲)

第4条 基金は、次に掲げる事項に運用する。

(1) 基金に属する現金で直接土地(以下土地の定着物を含む。)を取得すること。

(2) 土地の取得に関連する補償を行うこと。

(3) 基金財産を処分すること。

2 前項に規定するもののほか、基金に属する現金を土地取得特別会計(以下「特別会計」という。)に貸し付けることができる。

(基金台帳)

第5条 総務部財務課長は、基金の現状を明らかにするため基金台帳(様式第1号)を備えなければならない。

第2章 取得

(取得の対象となる土地の範囲)

第6条 基金が土地を取得する場合の対象となる土地の範囲は、公用若しくは公共用に供する土地又は公共の利益のために必要な土地で、かつ、次の各号のいずれかに該当する土地に限るものとする。

(1) 都市計画法(昭和43年法律第100号)に基づき買取りを必要とする土地

(2) 地価が著しく高騰し、先行取得しなければ将来取得することが町にとって著しく不利になると認められる土地

(3) 町が特に必要とする土地で、緊急に取得しなければ将来取得することが困難と認められる土地

(4) その他町長が特に先行取得する必要があると認めた土地

(需用計画書の提出)

第7条 各課の長は、基金による土地の先行取得を必要とするときは、土地需用計画書(様式第2号)を総務部財務課長に提出しなければならない。

(土地取得計画)

第8条 総務部財務課長は、前条の計画書が提出されたときは、需用土地の使用目的、使用予定年度、予算計上の見通し、需用の緩急度、規模の大小及び基金に属する現金の額の状況等を総合的に勘案し、土地取得計画をたてなければならない。

2 総務部財務課長は、前項の規定により土地取得計画をたてたときは、土地取得決定通知書(様式第3号)により速やかに関係課の長に通知しなければならない。

(土地取得事務)

第9条 総務部財務課長は、前条の規定による土地取得計画に基づき土地の取得を行うものとする。ただし、特に町長において当該取得事務を総務部財務課長が行うことが不適当と認めるときは、取得事務の全部又は一部を関係課の長に行わせることができる。

(取得通知等)

第10条 総務部財務課長は、基金財産を取得したときは、速やかに当該基金財産の所在、面積、取得価額その他必要な事項について、関係課の長に通知しなければならない。

2 課の長は、土地の取得事務を完了したときは、直ちに関係書類を添え総務部財務課長に報告しなければならない。

第3章 管理

(基金財産の管理)

第11条 基金財産の管理に関する事務は、総務部財務課長が行うものとする。ただし、町長が特に必要と認めるときは、関係課の長に行わせることができる。

(基金財産の貸付け)

第12条 基金財産は、貸し付けることができない。ただし、次の各号のいずれかに該当する場合であって、総務部財務課長が基金財産の管理に支障がないと認めたときは、この限りでない。

(1) 引渡し時期を超えない期間における一時的貸付け(建物の所有、堅固な工作物の設置及び樹木の植栽を目的とするものを除く。)

(2) 電柱その他公益事業上必要な施設の設置を目的とするものへの貸付け

第4章 処分

(引渡し)

第13条 課の長は、基金財産の引渡しを受けようとするときは、基金財産引渡要求書(様式第4号)により総務部財務課長へ要求しなければならない。

2 総務部財務課長は、前項の引渡要求があったときは、予算計上の有無、当該土地に係る事業の実施時期等を確認し、適当と認めるときは、基金財産引渡書(様式第5号)により引き渡すものとする。

(引渡価格)

第14条 総務部財務課長は、基金財産の引渡しをしようとするときは、関係課から引渡価格に相当する額の代金を徴収するものとする。

2 前項の引渡価格は、当該基金財産の取得価格(補償費を含む。)に取得に要した事務費に相当する額に取得時から引渡時までの期間の利息を加算して得た額とする。ただし、この額が時価を著しく下回るものと認められるときは、時価を基準として町長が定めた額とする。

3 総務部財務課長は、前項の規定により引渡価格が決定したときは、基金財産引渡価格決定通知書(様式第6号)により関係課の長に通知するものとする。

(振替え)

第15条 引渡代金のうち、基金財産の取得価格相当額は基金へ、事務費相当額及び利息相当額は当該引渡しを整理する会計へ、それぞれ振り替えなければならない。

(引渡前の使用承認)

第16条 総務部財務課長は、課の長から引渡前において需要目的に係る使用承認願があったときは、確実な引渡時期を検討し、適当と認めるときは、基金財産を使用させることができる。

(国等への譲渡)

第17条 基金財産は、国、公共団体その他公共の利益上適当と認められる者に譲渡することができる。

2 前項の場合において、譲渡価格は、時価を基準として定めるものとする。

(利率)

第18条 基金の運用に係る次に掲げる利息は、金利情勢を勘案し、町長が別に定める利率により、経過期間の日数に応じて計算した額とする。

(1) 第14条第2項の規定により基金財産の取得価格に加算する利息

(2) 特別会計への貸付金の利息

第5章 雑則

(準用規定)

第19条 この規程に定めるもののほか、基金の運用による土地の取得、管理及び処分に関する事務については、熊野町財務規則(昭和60年熊野町規則第5号)の例による。

この規程は、公布の日から施行する。

(昭和58年3月16日規程第3号)

この規程は、昭和58年4月1日から施行する。

(平成9年9月1日訓令第6号)

この訓令は、平成9年9月1日から施行する。

(平成12年12月26日告示第106号)

この規程は、平成13年4月1日から施行する。

(平成14年10月7日告示第81号)

この規程は、公布の日から施行する。

(平成16年9月17日告示第120号)

この規程は、公布の日から施行する。

(平成22年3月30日告示第36号)

この規程は、平成22年4月1日から施行する。

(平成23年3月10日告示第19号)

この規程は、公布の日から施行する。

(平成23年3月15日告示第20号)

この規程は、平成23年4月1日から施行する。

(平成24年3月29日告示第39号)

この規程は、平成24年4月1日から施行する。

(平成29年3月31日告示第36号)

この規程は、平成29年4月1日から施行する。

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熊野町土地開発基金管理運用規程

昭和46年6月5日 規程第3号

(平成29年4月1日施行)

体系情報
第7編 務/第4章 基金等
沿革情報
昭和46年6月5日 規程第3号
昭和58年3月16日 規程第3号
平成9年9月1日 訓令第6号
平成12年12月26日 告示第106号
平成14年10月7日 告示第81号
平成16年9月17日 告示第120号
平成22年3月30日 告示第36号
平成23年3月10日 告示第19号
平成23年3月15日 告示第20号
平成24年3月29日 告示第39号
平成29年3月31日 告示第36号